■ 福岡同窓会広報紙「多士福岡」について
福岡同窓会発足後、半世紀を経て、平成20年より広報誌を発刊することとなりました。広報誌名は「多士福岡」。100個近いネーミング候補から選ばれた誌名です。
題字は昭和36年に濟々黌を卒業された書道家・平方研水氏に依頼、見事な篆書(てんしょ)の題字が出来上がりました。
濟々黌の黌名は中国最古の詩集『詩経』の中の「濟々多士文王以寧」に由来します。広辞苑を引きますと濟々は" 多くて盛んなさま"、多士は" 多くのすぐれた人材"、多士濟々は" すぐれた人材が多くあること"とあります。
この多士ということばですが、古くは大正2年に『卒業生二千人記念号多士』が、大正七年に『多士読本』が編纂発効されています。現在も、東京同窓会の広報誌は『多士東京』、野球部の会報は『多士球音』です。そして、何よりも同窓会の拠り所が『多士会館』なのであります。
濟々健児にとって" 多士"は、身体の一部であって、切り離せないもののようです。濟々黌を出た者は、" 濟々多士"であり、" 多士濟々"であらねばならないのです。
広報誌『多士福岡』は、福岡に居を構える同窓生の思いが凝縮されたものです。同窓生の皆様の思いの架け橋となるように作成して参ります。
ご愛読よろしくお願いいたします。
■ 広報誌の名称について
福岡同窓会は、数年前から「学年幹事制」を採り入れ、担当年次の皆様から毎年新鮮なアイデアを出していただき、充実を図っております。その一環として、福岡同窓会の広報誌発刊のアイデアが寄せられ、幹事一同協力して作成にチャレンジし、H20年にプレ号として皆様のお手元に届けることが出来ました。
そして、H20年の同窓会総会・懇親会におきまして、たくさんのネーミングの中から採決しました結果、「多士福岡」に決まりました。